昨年までは、ズイキ（芋がら）という名前はしっていても、食べたことも見たこともありませんでした。近所（といっても、徒歩40分ぐらいですが）の知り合いに、ズイキの煮物をもらって、「これはおいしい！」と。食感が独特なんですよね。その知り合いの近所の趣味の農家みたいな方が、少しだけズイキを育てていて、ほしい人は分けてくれるとのこと。昨年はいっぱいもらって、せーだいに干しました。１年で食べきれなかったほど。
しかしながら、このズイキたるもの、干す前に皮をむかなくてはなりません。昨年は、量が多かったので、時間もかかり、腰に負担もかかり、なおアクで指先が真っ黒になって１週間ぐらい抜けなかった！というハメに。今年は、昨年の轍を踏まないよう、量は半分以下にして、こじんまりと干しました。天気のいい日が続いたので、バッチリ乾燥。今年のズイキの完成です。
食べる前に、たっぷりの水でアクを抜かなくてはいけません。水を2回ぐらい取り換えて、アクを出し切ってから煮ます。ズイキ大好きという知人に教わったのは、乾燥シイタケを戻し、その出汁とともに、油揚げ（南関揚げが望ましい！）とこんにゃくを細切りにしたもの（あるいは、細長く切れているタイプのこんにゃく）を甘辛味に煮るという方法。私はこれに時折り高野豆腐などを入れて煮ます。ほかにもニンジンやいろいろな野菜を入れるなどさまざまな調理の仕方はあると思いますが、私はこれがシンプルで気に入っています。
ABOUT ME
