私が利用している駅には、北と南、2軒のドトールがあります。南口は100席近く、北口は50席ぐらいでしょうか。私は、家に近い北口の店で、週1回、ないし2回ぐらいコーヒーを飲んで一休みしています。なんだかんだで、そのぐらいの頻度で駅前のスーパーマーケットや本屋やら家電量販店やら銀行やら郵便局やらに行く用事があり、たいてい帰りに沈没しているわけです。近くにはいくつかのコーヒーショップがありますが、私はドトールのコーヒーが好き。
私がお茶する時間は決まっているわけではありませんが、まあ、午後2時ごろから6時ごろの間の30分から１時間程度。その時間に行くたびに必ず見かける女性がふたりいます。ふたりとも50歳前後でしょうかね。まったく知らない人だし、当然、話をしたこともありませんが、ふたりともいつも必ず同じ席にいるので、なんとなく覚えてしまいました。同じ席にいるというばかりではなく、ずーっといるので。
ひとりは髪の毛をてっぺんでチョンと結んでいて、比較的いつも派手な格好をしています。そして、隣の席も確保して、人待ち顔でけっこうキョロキョロしています。ときどきボーイフレンドらしきおじさんが来ていたり、来たり、来なかったりしてますが、なにせふたりとも声がでかい！ ドトール的なカフェはひとりでコーヒーを飲みながら本を読んでいたり、PCを開いていたり、スマホをいじっているような人がほとんどなので、複数でおしゃべりしている人たちはそれだけで目立ちますよね。しかも声がでかい！ ときに電話がかかってきたりして、それに応える声もでかい！
もうひとりは、いつも勉強しています。「・・・検定3級」というテキストを広げています。・・・が何なのかはわかりませんが、電卓をたたいていることが多いので、簿記とかそんな関係かもしれませんね。勉強しているのはいいのですが、いつもブツブツ独り言。この独り言がけっこう大きくて。しかも、必ず私の好きな席に座っている！ 実は、その席は真上にライトがあり、本を読むにしてもなんにしても、手元が明るいのです。
ときどき行く私が毎回、必ず会う！ということは、ふたりとも毎日、来ているんでしょうね、きっと。そして、なぜ同じ席かというと、その席が埋まっていると空いている席に座り、じわりじわりと近くの席が空くたびに「その席」に近づいていきます。その人たちは、どうやら5時間も6時間もいるようですが、たいていの人は1時間かそこいらで席を立ちますから、最終的にその席をゲットできるようです。ふたりとも方法は同じ。
私が利用しているドトールは、繁華街にある店と違って時間制限を設けていないので、何時間いても文句はいわれません。なので、結果的に毎日、その2～3席は午後は指定席状態になっています。だから、なに？ って感じですが、、、。
