根津神社に行くのに、日暮里側から出発したので、通り道ともいえる朝倉彫塑館に立ち寄ってみました。私は彫刻はまるでわらず(絵画だってわかりませんが)、何度も前を通ってはいたのですが、これまで入館したことはありませんでした。「すごくいいから、一回は行ってみるべし!」と友人に勧められていたこともあり、今回、はじめてお邪魔させていたくことに。ブロンズ像のどこに注目すべきかもわからず、朝倉文夫という作家のすごさもまったくピンときていていないのですが、たくさんの立体の像は迫力がありました。
それもそうなのですが、建物が素敵です! この家に住んで塑像を制作していたということですが、作品ばかりではく、いろいろな用途の部屋や庭も公開されています。畳の部屋が連なる、むかしの日本家屋それも邸宅で、床の間つきの部屋が次々と現れ、間取りや装飾品の数々にも目を奪われます。それぞれの部屋から見えるお庭も、いまちょうど緑が生い茂る季節を迎えて、池と植物のコントラストが絶妙、屋上には菜園もあり、いまでは野菜はほんの少ししか作られていないようですが、ちょっとした花壇になっています。母屋の屋根の上に飾られた像とともに、谷中の街が一望できるのも魅力的。
ABOUT ME