勤め人っていうのをやったことがないので、お弁当を持ってでても食べる場所がない!というわけで外に出れば外食が普通でした。いっとき、短い間でしたが週に何回か同じところに通い、なんとお弁当を食べる場所がある!という環境になったことがあります。よし、お弁当を作ってやろう、ダイエットにもなるしなどと思い、お弁当作りを始めると、見事にハマってしまいました。料理っておもしろい!
それまで包丁ひとつ握ったこともなく、母は料理が嫌いで苦手な人だったので、教わったこともありません。テレビの料理番組や本を見て、一から修行? 外食が多かったせいか、料理のイメージだけはあって、とりあえず勘だけが勝負の一品が多くなるのは必然でしたが。嵐のような料理作りの日々がすぎ、あきちゃったんでしょうね~、やがてまた包丁を握らない日々に逆戻り、でした。
ところがここ数年、コロナで外食控えめ。家で何かを作ったり、友人の家でホームランチをしたり、友だちと食べ物の物々交換をしたり。一人暮らしは何かを作ると3日も4日も同じものを食べ続けるなどということになりがちなので、半分は友だちに届け、友だちの作ったものを半分奪い取ってくるというような物々交換。他人の作ったものは、なぜかおいしいんですよね。
そして、午前と午後にまたがって馬に乗る日があったりしたので、最初はコンビニでおにぎりやサンドイッチを飼っていたのですが。再び「そうだ、お弁当を作ろう!」ということにあいなりました。
あまりに筋肉が少なくて、脂肪ばかりが多い身体を再生させるべく、タンパク質、タンパク質とお題目を唱えながら到達したのがチーズ弁当?でした。一度過熱して、再び冷えたチーズが好きという妙な性癖があるもんで(アツアツのピザもおいしいですが、食べ残して冷えて固まったピザも好き!)、耐熱皿にパンを並べスライスチーズ、ハムとほうれん草とかブロッコリーなどの野菜を載せて、上からどっさりのピザ用のチーズで覆い、オーブントースターで10分から12分焼いた、何と名付けたらよいのか、、、というシロモノが完成。アツアツで食べるのもおいしいのですが、そのまま冷まして半分に切ってラップで包むとお弁当が完成です。家で食べるときは、ガーリックチップを乗せたりして。
むかし、イタリア料理のコックさんをやっていた友人に教わったイタリアのお弁当というのを思い出しました。イタリアでは、前日に作って残ったスパゲティを玉子でとじて、カットしてお弁当にするのだとか。卵の代わりにチーズでもいいじゃんと思い、前日に作ったスパゲティをナポリタン風に炒め直し、スライスチーズを敷いて、その上に乗せ、またもやどっさりのチーズで覆って、焼いてみました。うん、これもいいかも。