日日是好日

深川めしって

もともと貝類とか甲殻類が好きなので、深川めしは大好物といってもいいくらいです。いまは、あさりの炊き込みご飯を「深川めし」とよび、あさりの汁かけご飯を「深川丼」と呼んでいるようですが、少し前まではそんな区別はなかったような気がします。チャンバラ小説の時代には、仙台堀で採れたぷくぷくのあさりの味噌汁をたっぷりのネギと一緒にご飯にぶっかけて食べたという感じなので、汁物のほうが本来の深川めしなんじゃないかなぁと思ったりします。いまは全国的にみてもあさりがそんなに豊富に採れるわけでもなく、値段も高くなっているので、なんだか立派な名物料理みたいな扱いになっていますが、本来、そんな上等なたべものじゃない(笑)

昨日、食べたのはぶっかけのほうですが、食べたい、食べたいが先に来て、すっかり写真を撮るのを忘れた! この写真は、一口食べてしまってからのものです~。卵黄も、出てきた時には2つのってました。ただ、あまりに暑い日だったので、温かいご飯に熱い汁、、、という組み合わせは、熱すぎてなかなか食べられないうえに、食べればより一層、汗だくになるという季節感から言えば失敗の注文だったかもしれませんね。しかし! これがおいしいのです!

富岡八幡宮の隣にある深川不動尊は、成田山新勝寺の出開帳が行われたところ。壁一面の梵字がど迫力ですが、前に来たときはこんなのなかったような気がします。何年? 十何年?か前から、ちょっとした江戸ブームのようなことがありました。2003年の江戸開闢400年でしたかね? それで江戸時代の物、チャンバラ小説(ばかりではなく、ちゃんと歴史小説もあるわけですが)の舞台となる神社・仏閣、記念碑などもずいぶん整備されたのではないかと思います。風情的には、いい面もあるし、勘弁してください、という面もありますが。

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よるべ渚
よるべ渚
馬が大好きエッセイスト。自分でも少しばかり乗りますが、折り紙付きの下手くそ。いつも馬に馬鹿にされています。野球好きでもあり、ベイスターズファンのはしっくれ。日本語を読んだり書いたりするのが好きなだけでテーマ無限大、つまりは収拾のつかない日記です。

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