文字通り道草を食う

ゆえあって長のご無沙汰。復活しようかと思います。

先週、河口湖の近くの乗馬クラブで馬を借り、野っ原を散歩してきました。友人たちと外乗。馬場の外を歩くのは、１年以上ぶりになります。よく訓練されていて、おとなしい馬たちですが、それなりに緊張。このところイヤ～な仕事に追いまくられ、心身ともに疲れ果てていたうえ、馬に乗る回数も激減で体力も衰えていたこともあります。そのうえ、使い慣れないウエスタンの鞍と手綱で、オヨヨという感じでもありました。

硬い木の鞍は、お尻の肉がない私にとっては座骨直撃。それはまぁいいとしても、手綱も、それにつながっているハミもまったく形状が違って、かなり戸惑っておりました。そして、歩くコースも野っ原ですから、これが同じ乗馬か？というくらい、いつもと違います。

このところお天気がいい日が続いていたので、秋晴れの一日を期待していたのですが、なぜかこの日だけ曇天。やや肌寒い中、とことこと出陣です。小径を歩いて行けば、周囲にはおいしそうな草が、馬たちにとってですよ、たくさん繁っています。馬というのは、基本的に食欲の権化みたいなものですから、当然、文字通り道草を食い始めます。慣れない手綱で、馬を草から引き離すのが大変！　外乗とは、道草との戦いと見つけたり、という感じでした。

紅葉はまだもう少しという感じ。というより、今年は紅葉なしで枯葉？という気配もありそうです。それでも、秋の一日、野っ原や林の中を馬の背に揺られて散歩するのは、とても爽快。心身ともにリフレッシュします。