朝倉彫塑館の近くに、こじんまりと目立たないたたずまいで「寺町美術館」があります。スペース貸しのギャラリーとして、いろいろな分野の美術展をやっていることが多いのですが、このような個展が入っていないときには、館長秘蔵の浮世絵を展示しています。全然、商売っ気？がなくて、スケジュールもめったにあげてくれないので、この浮世絵のコレクションを拝見する機会はなかなか得られないのです。今回、やっとこの浮世絵の一部を拝見することができました。やった～！と思ったら、なんと鍵かかかっているではありませんか。あれ？ 展示中って書いてあるけど、、、。ここでめげたら、またチャンスを逃すと思い、ピンポーンしてみました。
開けてくれました。あらあら。開けておくと誰か必ず居なければならないので、面倒だから閉めちゃっているのだとか。それでも、めげずにピンポーンの人はけっこういて、とくに外国からの観光客はなんのためらいもなくピンポンするそうです。日本人的には、臨時休業かな？と思ってしまって、遠慮することも多いのですが。何かを見たいと思ったら、強引というのも必要なんですよね。テレビのアポなし旅番組なんかでも、閉まっているところへ押しかけて、結局、開けてもらっていたりする場面をときどき見かけます。そうか、テレビじゃなくても、フツーの人でもこれをやれってことですね。
寺町美術館所蔵の浮世絵には北斎や広重などもあり、小さめの作品が多いのですが、なかなか見ごたえがあります。季節ごとに入れ替えもするとのことなので、今度はいつチャンスがめぐってくるか、、、スケジュール教えて！
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