今年もまた、桜の季節がやってきました。
なぜ日本人は、そんなに桜が好きなの? と聞かれたことがあります。さてねぇ、なぜでしょう? そのときは、適当な答えが見つからず、桜は咲く期間が短いから、一種のタイムセールの感覚なんじゃないの? などと言っていましたが。
日本人は桜が好き、中国人は梅が好きとよく言われます。美術工芸などを見ているとそういう傾向はあるのかもしれません。梅は咲いている期間も長いし、香りも高いし、実も食べられる、、、それに引き換え、桜ときたら、あっという間に咲いて、あっという間に散ってしまいます。街中をピンクの霞で覆うソメイヨシノは食べられる実もつけませんしねぇ。
日本人の潔さ……などといういう人もいますが、私は日本人が世界標準からみて、とくに潔いとも思えませんが。忘れっぽいのは確かかもしれません。終わったことはなんでもすぐに水に流してしまう、、、というのは世界標準を超えているような気もします。
咲いている期間が短いので、とにかく、なにがなんでもお花見しなきゃ! という感じは、集まって騒ぐのが好きだから。お祭り好きはどこの国でも地域でもだいたいそうで、まあ、世界標準でしょう。それに加えて、同調性が高いという特質があげられるかもしれませんね。
まあ、そんなことはどっちでもよくて、「いつか会いましょう」の「いつか」はだいたい来ないことになっていますが、「お花見でもしましょう」は期間限定ですから、会う約束がしやすい! というのは、経験的にいえるような気がします。私は、酒盛りや宴会はしたことがありませんが、いつもは屋内でランチやお茶という友人たちと、桜並木をそぞろ歩くなんていうのは、いいなぁ~。
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