花時雨の合間を縫って、水上バスから隅田川のお花見に行ってきました。
東京水辺ラインの運航で、東京都が経営してるのだと思います。都バスならぬ都フネ? 隅田川を遡上しながら、あるいは下りながらお花見(だけじゃないけど)をするクルーズ船は、ほかにも数社が運航していますが、バス!というのは、この水辺ラインだけです。クルーズ船は、食事がついたりするものもあり、観光船と言っていいでしょうが、水上バスは公共交通機関。乗車料も安価です(お台場海浜公園から浅草二天門まで1,200円)。
隅田川には20近い橋が架かっていて、そのデザインがすべて違います。工法もいろいろ。この隅田川にかかる橋のデザインが謎解きの鍵になっていた(のだと思いますが)島田荘司のミステリーを大昔に読んだことがあります。内容やタイトルはきれいさっぱり忘れてしまったのですが、船に乗ってさまざまな橋を見てみたいという思いだけが残っていました。今回、実現!
気温だけが高い曇天で、お花見日和とは言い難い一日でしたが、満開になってから雨続きで、この週末も雨予報という中で、降られなかっただけでも幸運でした。
お台場海浜公園から出航し、東京湾の近代的なビル群を楽しみ、隅田川を遡上しながら、両岸の桜とさまざまな形をした橋を堪能。ちゃんと広い座席があるのですが、1時間ほどの船旅、ずっとデッキで流れゆく景色を眺めていました。今度、天気のいい日にまた乗ってみたいなぁ~。
終点は浅草。「すみだリバーウォーク」という歩道で対岸の墨田区にわたります。剣客奈良は、本当は少し戻って吾妻橋を渡り、勝海舟の銅像を拝み?墨田区役所の脇を抜けていくほうが景色はいいかなと思いますが、渡るだけなら距離1/4という感じのリバーウォークが便利。スカイツリーへの近道ということで作られた歩行者用の橋のようです。
隅田川を渡って墨田公園を突っ切り、牛島神社で牛をなでて、外国人の家族の写真を撮って上げ、何人かは御朱印をもらい、さあランチ!