今年初めての投稿です。
昨年の年末から大掛かりな断捨離をして使わない物を一掃しました。こういうのってやると決めた時が吉日ですよね。いいものを取り入れるにもスペースが空いてないと入らないといいますし。やっと落ち着いてきて居心地の良い部屋に近づきました。日々移り変わるお空の下での仕事ですから家ではほっと出来る環境大切です。
昨年から知人に誘われ馬のグラウンドワークに数回足を運んでいます。そこでは騎乗する前の段階、地上での馬との関係を構築する方法を講師の先生が来て教えてくれます。
まず馬という生き物の生体について一から学びました。馬は草食動物で野生では捕食される側の立場なので、馬達が求めているものは危険がなく安全でエサなどがある快適な環境。危険な環境は好みません!
馬は集団の動物で野生ではアルファと呼ばれるリーダーの存在があり、リーダーの役割は危険を回避するために集団の方向やスピードのコントロールをする。リーダーがいるからこそ危険を回避する事ができて群れの規律が守られる。つまり地上でも騎乗時でも馬とは対等な関係でありながらも、馬と正しく対話するためには安心信頼できるリーダーであることが大切なんです。
具体的な例としては曳き馬や騎乗をしている際、馬の行きたい方向に行ってしまう、引っ張られてしまう。勝手に止まる、スピードの減速。馬が判断したことについていってるだけだと馬がリーダーシップを発揮してしまう。するとリーダーの立場になった馬は本能的にどんどん人の指示を聞かなくなってしまうんですね。だからいつも人から先に提案することが大事なんです。それから怒りに任せたり感情的に怒らない事。(私たちも感情があるから時には腹立つこともあるんですけどね)怒りの感情に対して馬は恐怖で一時的には言うことをきくけれど、そこにはルールを理解するということは無く安心感という人へのリスペクトもありません!
改めて馬たちとの正しいコミュニケーションがとれるよう本来の馬という生き物について学びなおしています。曳き馬一つとってもコミュニケーションは始まっています。いや、厩舎に馬を迎えに行くところからですね。15年近く馬と過ごしてきた私も毎回目から鱗な講義と実技なんです。
でも考えたら人間関係にも通じるような…相手の嫌がること好きなことを知る、仲良くなりたいなと思ったらその人を知りたいと思う事は自然なことですよね。私も馬たちが好きだからもっと知りたいと思いました。グラウンドワークについてはまたお伝えしていきます!