今日のパートナーは、アドラヌスという4歳馬。競走馬から乗馬になって間もない少年でした。経験が少ないということは、強い刺激に対しては敏感に反応するということ。ヘタくそな私の出す合図が強すぎたりすると、、、あ、あ、あ、跳ねちゃう! という感じです。難し~~~。跳ねそうにさせちゃったり、つまづかせちゃったり、本当にもう、ごめんなさいの連続でした。
中でも難しいのは(私にとって)手綱を「張る」ということです。手綱を張るというのは、引くということとはまったく違います。ということを、今日、教わりました。いまごろ? 本当は、馬に乗り始めたころに勉強しておかなければならなかったこと。こんなことができないから、何年たってもずっと折り紙付きのヘタくそでいられるわけです。
手綱は軽く親指と人差し指で持って(正しい持ち方も最近、教わりました(汗)、馬が前へ行こうとする動き(乗馬用語では前進気勢とか言いますね)を腰、太腿、鐙で支えて吸収し、馬の動きには肘を少しばかり前後させて対応する、というようなことです。先生が私の腕を持って、馬のつもりで動かしてくれると、あらあら、私は方から腕に思いっきり力が入って手を、つまりは手綱を引いているではありませんか、ということです。これでは、「馬は苦しいでしょ?」、はい、その通り! このしっかりした下半身と肘を含めて柔軟な上半身、これはなかなか手に入るものではありません。理屈がわかっても、なかなか身体が覚えてくれないのです。トシかなぁ~。というわけで、修行だ! 修行だ! 修行だ!
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