日日是好日

秋の茶会

友人が茶道の先生をしています。ときどきお稽古日に遊びに行って、飲み方の作法だけ教えてもらったり。その先生が理事をしている茶道連盟が、毎年、春と秋、府中市郷土の森博物館で「大寄せ(誰でも参加できる茶席)」の茶会を催します。チケットをいただいたので、行ってきました。

郷土の森博物館は野外博物館で、雑木林や梅林、桜並木などと、移築された近代の建物が並んでいて自由に見学できるという場所。梅林はけっこう有名みたいで、茶会とは別に梅の季節には野点も行われます。寒いけど、こちらもなかなか風情があって素敵。

秋の茶会は、紅葉が始まる頃で、、、と思ったら、今年は紅葉が遅く、木々は少し色が変わった程度。でも、それなりに秋の訪れを感じさせられます。チケットは、博物館の入場料と立礼(屋外の椅子席)と薄茶、濃茶の3つの席がセットになっています。着物姿の方々が多く、いや~日本的だなぁ~といいますが、日本人にとってもけっこう非日常な感じ。席主の先生方がいろいろ考えて選んだお菓子もそれぞれおいしいんですよね、これが。

椅子席は、簡略化されているというイメージですが、正座しなくていいので人気が高いです。私もまず、椅子席へ。裏千家かな。お客さんはお茶の心得などなくても、なんでもありです。茶器や短冊などの説明を受けながら、とにかくおいしいお菓子とお茶をいただきました。

次は薄茶席へ。こちらは畳の部屋ですから、まあ、正座。最近は高齢化も進み、膝に難ありの方々も多いので、ちぃっちゃな椅子もかなり用意されています。私だって正座は苦手ですけれど、そこは見栄を張って座りました。それほど長い時間ではないのですが、やはりモゾモゾ状態になりますねぇ。最近、ちょっと太ったせいか、膝よりも体重のかかる足の甲が痛い! とりあえず、持っていたバッグをちょっとだけ椅子代わりに。バッグは潰れましたが、周囲にばれずに少しは楽になりました。てへへ。

次は濃茶というところですが、こちらは少し長く座らなくてはいけないので、おいしいお菓子に未練はあったのですが、パスさせていだきました。お茶をいただいたあとは、博物館の蒸気林をプラプラ歩き。こんな秋の一日もいいものですね。

ABOUT ME
よるべ渚
よるべ渚
馬が大好きエッセイスト。自分でも少しばかり乗りますが、折り紙付きの下手くそ。いつも馬に馬鹿にされています。野球好きでもあり、ベイスターズファンのはしっくれ。日本語を読んだり書いたりするのが好きなだけでテーマ無限大、つまりは収拾のつかない日記です。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です