2、3年前から、東京の中に江戸を探しながら歩くウォーキングの会に参加させていただいています。月に1回、テーマを決めて数回に分けて歩くのですが、今月からは「東海道」ということになりました。当然ですが、出発点はお江戸日本橋、七つ立ち、、、というわけにはいかず、四つ立ちくらいです。七つは、いまの時間で言えば午前4時、四つが10時頃です。江戸時代は早寝早起きだった!
いまは東京駅八重洲側の再開発がすごいことになっていますが、日本橋近辺もあちこちが工事中。行くたびに景色が違うという状況になっています。日本橋は、高速道路に覆いかぶさられているわけですが、この高速道路が地下化されるとかされないとか。されるといいなぁ~。この高速道路のおかげで、橋も川もまったく日も差さない状態ですから。1回目の東京オリンピックに向けての高速道路整備だったようですが、この風景をみると無茶なことをやったもんだと思います。
クルマが行き交う道路の中央に五街道の起点となる「道標」が埋め込まれています。もちろん、江戸時代のものではありませんが。ずいぶん前に、行き交うクルマの間隙を縫って写真を撮ったか撮らないかという瞬間に、おまわりさんに呼子を吹かれて、怒られました。橋のわきに交番があるんですね~。あの貴重な写真、どこへ行っちゃったのかしら? どこかに保存してあると思うのだけど。今日は、工事車両も何台か止まっていて、とても車道に飛び出せる状況ではありませんでした。
とりあえず、情緒もなにもなく、日本橋を出発。銀座方面に向かいます。東京駅の向かう道と交差するところの中央の島にヤン・オースチンの顔と業績が掘られた銅板が飾られていました。へぇ~、この道は何百回となく通ったと思いますが、このようなものがあるとは、ちっとも知りませんでした! 目立たないと言えば、目立たない。いろいろな資料を作ってくれて、解説をしながらのウォーキングならではの情報でした。リーダーの方々に感謝。というより、勉強不足だろう、自分! という感じでしょうか。